探偵でリア充な人はいるのか?

「仕事」と「プライベート」の両立を実現したい。いわゆる「リア充」というものに自分もなりたいと考える方も多いのではないでしょうか。探偵であっても雇われの現場調査員をやっている人間からすると、この「リア充」というのを実現できている調査員はあまりいないだろうなという気がします。調査対象者には自分の家族と浮気相手の両立を上手くこなし、いかにもリア充感あふれる人はけっこう見るんですけどね・・・。もしリア充な人生を過ごしたい人は探偵になってしまうとリア充難易度はかなり高くなってしまうと思います。フェイスブックやツイッター、インスタグラムで探してみたら、もしかしたらリア充探偵けっこういるかもしれませんけどね。

なぜ「リア充」になれないのか

探偵の中でも現場の調査員を専門に仕事をしていると、浮気調査などの尾行・張り込みの依頼がなければ実働することができません。しかし、尾行・張り込みの依頼を受けるに至るには、いくつかのステップがあります。

㈰相談を受ける→㈪相談者と面談を行う→㈫調査契約成立・調査員実働

どんな仕事でもそうかもしれませんが、探偵事務所もまず仕事を受注するということが一番ハードルが高いです。

現場仕事が発生するには、相談を受ける・面談を行う・契約成立と3段階のステップ通過が必要になるわけですね。

しかし、突然の依頼・契約成立となることがしばしばあるので、現場仕事がなくても事務所で待機している必要があります。

決して「担当する仕事がない時は休日でも自由時間があるわけでもない」のです。

では、もし毎日多くの相談を受けれるような事務所であればどうなるか?

毎日毎日現場仕事におわれる日々となるのではないでしょうか。

仕事がなくても忙しくても、どちらに転んでも拘束時間が長いです。

ちなみにこの業界での従業員の平均的休日は週一、

しかも休日に調査の仕事が入ってしまうと現場に出なければならず、そのまま休みがなかったことにされることすらあります。

なので予定を立てても簡単につぶれてしまいます。

楽しみにしていた予定やどうしても済ませたかった個人的な用事が毎回あっさりと潰されると心折れそうになります。

ヒマだろうとなんだろうと拘束時間だけは長いのに、休みたい時にはピンポイントで依頼が入ったりするものなのです。

最近聞かれるようになった子育てをする「イクメン」になったり、家族サービスをするといったこともなかなか難しいです。

また、もともとこの業界では調査員の立場は低く見られており、人件費を安く済ませる、しかしいざ現場が入ると困るのでできるだけ休ませないなどこき使われる傾向があります。

まさにブラックな業界なわけですが、調査員が比較的短期間でやめてしまうのもこういった理由からでしょう。

こういったことから探偵にはもともとリア充になりづらい要素が多くあると言えます。

リア充になれる探偵とは

㈰相談担当・依頼者担当になる

現場仕事と違い、相談や依頼者を担当する人は仮に休みの日に仕事が入っても、

依頼者とのやりとりなど電話やメールだけで済ませることが可能なことが多いです。

純粋な休みとは言えませんが、現場で拘束されてやりたいことができないなんてことはないのでかなりマシです。

同じく私用も予定通りに終わらせやすいでしょう。

㈪休みが交代制の探偵事務所に入る。

経営者の資質や考え方にもよりますが、ちゃんと交代で休めるように調査員の人数を確保している探偵事務所もなくはないです。

但し当然その分の人件費が必要になるので、人件費が膨らんでも事務所経営を安定させられる資質と器量が経営者になければ難しいと言えます。

探偵の仕事は毎月決まった売上が想定しづらいため、固定費が高くなるのは経営上の大きなリスクとなるんですよね。

現在の探偵業界ではなかなかない例かも知れません。